不思議な奇数について 坊さんのどうでもいい雑学
奇数は仏教と縁深いんです。
3回忌、7回忌、13回忌など・・・。
またうちの宗派ではお線香は3本か1本。
3本が正式なんでしょうか?現在・過去・未来とか仏・法・僧とか言われています。
略式で1本。今はほとんど略式ですね。
ではなぜ奇数ばかりなのでしょう?
奇数は古代中国で聖数ということで縁起が良いと言われています。
また、陰陽五行説では奇数は陽とされています。
タイでは9がラッキーナンバーと聞きました。
昨年亡くなったプミポン国王はあちらでは「ラーマ9世」と呼ぶそうです。プミポン国王は非常に人気のある偉大な王様でした。ラッキーナンバーの力もあるのでしょうか?
また、カレンダーを見ると奇数はお祝いの日です。
1月1日は元旦、3月3日は桃の節句、5月5日は端午の節句、7月7日は七夕、9月9日は重陽の節句とみんなお祝いの日です。
(重陽の節句とは菊の花を愛でるお祭り。某天皇が菊花が好きだったからと記憶しています。)
偶数の重なる日は特に何もありませんね。
奇数は割り切れないことから不思議な力があるとされていて9が一番力が強いとされています。しかし日本的考えでは9は苦に通じるということで嫌われますね。だから9回忌とはならない。
以前、雑学の本で東京の目黒雅叙園の百段階段は実は九十九段と知りました。
9が力が強いためと思われます。
アメリカの野球でもラッキーセブンとかありますね。
それもあって僕は奇数が好きです。そこまでは気にしませんけど(笑)。
以上不思議な数字のお話でした。