読書感想 江戸の家計簿 磯田道史監修

先日コンビニで購入した本をやっと読了。

「磯田先生だ!」って勢いで買いました。

戦国時代の方が好きですけどね。

でもこれ磯田道史著じゃなくて監修なんですね。

 

https://www.amazon.co.jp/江戸の家計簿-宝島社新書-磯田-道史/dp/4800263360

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テレビの情熱大陸でも特集されてましたね。若手の歴史研究家。

映画「武士の家計簿」の原作としても知られています。

テレビでも観ましたが本当歴史に夢中、って印象です。

 

内容的には武士、庶民、花魁、商人、農民、町人等の様々な職業の収入や様々な食べ物や着物の値段、旅館の値段、調味料の値段など。

あとは江戸の文化なども知れて楽しいです。

 

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前から疑問だったのが小判の価値。様々な説があります。

1両=5、6万円とする説がありますが

1両=米1石=米180リットル=5、6万円ですが現在の米の価値が当時の1/5ということで大体30万円とのとこ。

1両=30万円

こちらの方が個人的には納得ですね。時代劇などを観ている感覚でも。

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また、名奉行で有名な大岡越前の年収が2億160万と紹介されてました。

町奉行という役職は仕事も多岐にわたり相当に忙しかったようです。高級なのも納得って感じですね。

 

この本は途中に色々な方のインタビューが入っているのですがかなり違和感。蛇足って感じで飛ばしました。

また、巻末のあとがきに現代の政治に対する批判の言葉がありこれも違和感。

そういえば磯田さん先日は報道ステーションにも出演されてましたね。

 

本業だけやっていて欲しいです。

 

個人的には江戸時代の治安についても知りたいですね。世界でも異常に治安の良い現代日本の原型が江戸時代にあるような気がします。