履正不畏 正を履んで畏れず 甲子園常連校の校名について
みなさんこんにちは。ご無沙汰していますよしてんです。
この時期高校野球が盛んに放送されていますが難しい校名も多いですよね。
決勝も履正社vs星稜でどちらも堅い印象の名前です。
どうしてこのような校名になったのか由来を調べてみました。
3つの角(稜)
まず星稜高校の校名について調べたのですが学園ホームページやWikipediaにも明確な紹介はありませんでした。星というのはもちろん星でしょう。稜はかどやすみという意味があり星の角(かど)となるようです。
星稜高校・中学の校旗は「三稜」というそうで三角形が二つ重なったような形で星を表しています。
三つ角の星は知・徳・体を表しているそうで、その三育に力を入れるという教育方針なのだそうです。
また威光があって神々しいという意味の(稜威 りょうい)という言葉もあります。
履正社
一方履正社高等学校の校名を調べてみると
履正不畏(りせいふい)正を履んで畏れず(せいをふんでおそれず)という言葉が校訓としてあります。自ら由し(よし)とするところを自由・公正に勇気と責任を持って力強く履み行う、とあります。
正しい道を畏れずに踏み進もうというところでしょうか。
後漢記の記述
グーグルで履正を調べようとしたら予測変換で三国志と出てきました。「後漢記」という書物について見てみたら、
「どちらも履正して清修する」という言葉が出てきました。
劉陶はつづく。「そもそも危は、仁でなければ、扶からない。乱は、智でなければ、救われない。武丁、周宣王の前例がある。ひそかに見るに、 冀州刺史の朱穆、烏桓校尉の李膺は、どちらも履正して清修する。さきに朱穆は冀州で、豪傑を彈糾し、饕惡を埽滅し、萬里を肅清した。李膺は、前後に歷職して、正身して率下した。戎馬をつかさどり、北疆を鎮撫した。李膺の神武は、朔州にあがる。彊胡は、漠北で李膺を懾した。朱穆と李膺は、中興の良佐であり、國家の柱臣である。朱穆と李膺を、おもく用いよ」
〔胡三省はいう。前年、朱穆は罪をえた。ときに李膺も免ぜられ、綸氏にいる〕
「冀州」というのは中国の漢代の行政区分で今の山西省を中心とした地域です。
刺史というのは州の長官の事です。
朱穆(しゅぼく)は人名のようですが調べてもちょっと出てきませんでした。
百度百科の翻訳は良くわかりませんでした。
履正清修 正を履んで清らかに行いを修めるといったところでしょうか。
履正不畏という言葉の語源はひょっとしたらこちらかもしれません。
まとめ
いかがでしたでしょうか。少し気になったので調べてみました。
この他にも気になる難しい校名が沢山ありますね。
こちらでは後漢記が出てきましたがやはり三国志が出典という説もあるようです。
調べ方が悪かったのかちょっと出てきませんでした。
また役に立たない事を調べて書いてみたいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。