入院時にあると便利な物 坊さんのどうでもいい雑学
先日3週間ほど入院したことをブログでも書きましたがなかなか不自由でした。
そんな時のお役立ちアイテムをご紹介します。
マウスウォッシュ(リステリン)
いきなりの入院だったので友人が買ってきてくれました。今でも使ってます。
入院時に一週間点滴をしていたため歯磨きが難しく重宝しました。
トータルケアのものが良いと思います。
ウェットティッシュ
これも友人が買ってきてくれ今でも使っています。
ちょっと口の周りを拭いたりパソコンを拭いたり大活躍でした。
実は食事で使ったスプーンを拭いたりもしてました(笑)。あまり同室の人と会いたくなくてトイレの流しで洗うのが抵抗ありましたので。
特にお腹が痛くなったりとかなかったと思います。
うがい薬
これは病院で先生に出してもらいました。
3月に入院していたのですが病室は暖房過多でとても乾燥していたので咳が出ました。
他にも患者さんいるので夜に咳出ると周りに気を使います。飴を舐めるのも先生に禁止されてましたので・・・。
これも今でも使っています。
パソコン(MacBook)
ちょうど入院の前の週に東京の中古屋さんで買いました。
買い替えを考えていたらホテルの近くに「じゃんぱら」があって行ってみたら高スペックの掘り出し物があったので購入。入院当日も東京に遊びに行くつもりでバッグに入れていたので院長に許可をもらって使ってました。友人にダウンロードしてもらった映画など観ました。また慣れてきたからネットの配信サイトを観ていましたが特別な注意はありませんでした。
またMacBookは
「若い看護師さんにとても人気でした!!!!!」
「若い看護師さんにとても人気でした!!!!!」
大切なので2回言いました。
「これかわいいですよね〜!」とお忙しい中話しかけていただきました!!
これは男女問わずでした。もちろん今でもHeavy useです。軽いのでどこにでも持って行けますね!
皆さんも入院のお供には是非MacBookを!!
入院しないのが一番ですけどね(笑)
読書感想 日本人のための宗教原論 小室直樹 徳間書店
この本17年ほど前に買ったのですが無くしてしまったようでまた購入。
当時は夢中になって読んだものでした。
著者は京大卒で東大法学博士の奇人。
立川談志が尊敬した「大先生」です。
一時期テレビに出ていた宮台真司の学問上の師匠。
著書「ソビエト帝国の崩壊」で10年以上前にソ連の崩壊を予言していたことから注目を集めました。
彼によれば日本人は「宗教音痴」でありそのため「宗教」がどういうものか分からない。その為、外国人の行動が理解できない。
一般的に日本以外では人々は「宗教」に基づいて行動するものであり、そこが理解でき無いとコロンブスやマゼランが現地民を大虐殺した理由など解らない。
この本はもちろん「仏教」についても説明されている。一部紹介したい。
第4章【仏教】は近代社会の先駆けだった
この本は非常に難しいのでちょっと気になったところだけ紹介したい。
仏教で一番重要なのは「悟りを開く」とこである。
先祖供養や親孝行することでは無い。
悟りを開くということは非常に難しく、お釈迦様でさえ何度も生まれ変わり善行を積んで悟ったと言われている。逆に言えば「悟り」の為には生まれ変わり「輪廻」も存在する。なぜなら「必要だから」。
では何が生まれ変わるのか?みなさん誤解されているが仏教では「魂」の存在は認めない。「絶対に」である。そんなものを認めた途端にその仏教は「偽物」になってしまう。仏教では全ての物は「諸行無常」であり「諸法無我」である。
「絶対的な物」など存在しない。全ては「縁起」によって存在し、「実体が無い」。
全てのものは「仮に」存在していている。
「色即是空 空即是色」
色」は、サンスクリット語ではルーパで、目に見えるもの、形づくられたものという意味で、それらは実体として存在せずに時々刻々と変化しているものであり、不変で実体はなく、すなわち「空」である。
では魂が無くて何が「輪廻」するのであろう?答えは「阿頼耶識(あらやしき)」である。今風に言えば「無意識」。
(仏教で高僧が魂というときは解りやすくするための「譬え」です。神道では魂があり、魂は永遠です)
しかし阿頼耶識でさえ「時に生じ時に滅する」ものであって実体があるものでは無い。
このことは「般若心経」にも書いてあり「不生不滅」「不垢不浄」「不増不減」とある。阿頼耶識自体は「生じることもなく滅すること」もなく「汚れてもなく清らかでもなく」「増えたり減ったりもしない」。とある。
阿頼耶識自体は善でも悪でも無い。
この世の全ては「有であって有でなく無であって無でない」というのが般若心経の教え。
ちなみに「摩訶般若波羅蜜多心経」は三蔵法師(玄奘三蔵)がインドのサンスクリット語から翻訳したと言われています。仏教哲学の精華(結晶)がここにあります。
仏教では「六道輪廻」と言って人間は六つの世界を生まれ変わると説かれています。
天上・人間・修羅・畜生・餓鬼・地獄の六つ。
この六つの「苦しみに満ちた世界」を行ったり来たりします。「天界」ですら苦しみがあるのです。この苦しみの生まれ変わりの輪廻を抜けることを「解脱」と言います。
悟りを開けば解脱できる、楽になれるというわけです。
天界にも苦しみがある
ここで大切なのは天界にも寿命があるということです。苦しみがある。
仏教では神様、天人(天界に住む人)にも寿命があります。
帝釈天も四天王も梵天(ブラフマン)も悟ってはなくて輪廻の苦しみからは逃れられません。悟っていないから煩悩もあり汚れもあり、利己心もあります。
仏教では悟りを開いた人が神より上位です。
仏教は魂を否定する
自我は存在するのか、自我の存在をいかにして確かめられるか、これは古来より、哲学の大問題であった。インドの一般哲学者は自我(アートマン)の存在を承認して いるが、仏教では、その存在を否定した。
・・・人間には、「われ存在す」という自覚のあることが認められていたが、それは〈われ〉が実在することを証明するものではなくて、迷妄にすぎないと考えた。諸々の煩悩が起こるのは、「われ存在す」という思いが根底に存在するからであるというのであった。
・・・だから仏教によると、「われが存在する」という自覚は断ぜられるべきものなのである。それは我執のもとであるからである。
(中村元、インド思想の諸問題から引用。春秋社)
これが仏教の蘊奥(奥義)である。
中村博士はサンスクリット語・パーリ語の大家で仏典の解説や翻訳など著書多数です。
まとめ
天上の神や天人の寿命は一番短くて900万年。それでもやはり老衰もある。
三島由紀夫の小説豊饒の海4部作の4巻「天人五衰」とは「天人が命尽きんとするとき表れる五種の衰亡の相」から来ている。
よくツイッターで「坊さんなのに煩悩にまみれている」とご指摘いただく僕ですが天上の神々さえ煩悩があるのに現世の坊さんに煩悩があるのは当然ではないかと思ってしまう。煩悩がなくなったら欲も無く人間の3大欲求も無くなってしまう。そうなったら死んでしまいます。
もちろん欲望をコントロールして精進することは必要ですが。
阿頼耶識、唯識については難しいのでまた勉強し直して次の機会に書きたいです。
2016 11月にバンコク・アジアティーク・リバーフロントに行きました
去年アジアティーク・リバーフロントに行って来ました。
某旅行記サイトで知ったのでメジャーとばかり思っていましたが皆さん意外と行かれないようで(笑)。
なかなか異国情緒があって面白いと思います。
去年2ヶ月に一度タイに行っていたら母に「タイシルクくらいお土産に買って来なさい」と言われましたのでタイシルク探しの旅です。
BTSスクンビット駅からサパーンタクシン駅を目指します。42B。
サイアム駅で乗り換え。
ここまで10分くらいだったかな?
サパーンタクシン駅に到着。
2番の出口から出ました。この近くにマッサマンカリー名店「クイーンズカリー」があるらしいです。
船着場です。ここからアジアティークまで無料の船があるそうなのですがちょっと分かりませんでした。ここを右に行きました。
20B 60円ほどでした。チャオプラヤー河を通ります。
20分ほど待ちました。船着場のお兄さんが乗る船を教えてくれました。
この船を横断して向こう側の船に乗りました。
これの向こうです(笑)。
乗るとチケットを集める人が来ます。
結構水が跳ねて来ます(笑)。
なかなか良い雰囲気ですがお一人様です(笑)。
5分ほどで見えて来ます。
本当に近いです。
着きました。
すっかり夜でした。
あれ?おんなじお姉さんが写ってるwww
結構日本食がありました。
ここでお目当のタイシルクを4枚購入。ここは無地のものだけ。
この後、他で柄ありのものを3枚ほど購入。1枚2500Bほどでした。
アラブ人風のかなり怪しいオジさんでした。
こんな感じでした。高いのか安いのか・・・。
向こう側に抜けるとパントマイム?の人がいました。最初気づかず気配で振り返るといました(笑)。全然動きません。何人かがチップを払うと動き踊ってくれました(もちろん男性)。
マンゴー・タンゴーを探していたらドリアン屋さんを発見。
マンゴーシェイク89B。270円くらい?せっかくとチャレンジしましたが匂いがきつく半分飲んだところでギブでした。
観覧車がありましたがお一人様なので見ただけ。
あ、あれ?お兄ちゃん!!!
ようやく有名なMANGO TANGOを発見。小さなお店ですね。
中は混んでるので外で食べました。
店員さん少し日本語が分かります。マンゴープリン。
ちょっといくらか忘れました。高かったような。
念願のMANGO TANGOで口直し。
この後、帰りの船乗り場が分からず、バス乗り場でバスの値段、行き先も分からずバス停の人に話したら100Bでトゥクトゥクを拾ってくれました。
まだ21時くらいだったのでまたサパーンタクシン駅からBTSで帰りました。
暑かった・・・。
あとがき
てっきりアジアティークメジャーと思ってました。観光地ですよね。
お土産になりそうなもの沢山ありました。
タイシルク買えて良かったですが怪しいお店もあり、やっぱり外国、注意が必要ですね。
タイシルクの相場っていくらくらいなのだろうか・・・?
サパーンタクシン駅傍のクイーンズカリーも行ってみたいですね。美味しいらしいです。
読書感想 マンガでわかるブッダの教え 宝島社
先日いつものコンビニでこの本を見つけ、購入しました。
コンビニには自己啓発書や宗教系の本がたまにありますが正直玉石混交と思います。
パラパラと立ち読みしてみて購入しました。
5章まであります。最初イマイチと思いましたが4章から「いいこと書いてあるな」と思いました。
半分マンガですから読みやすいと思います。
お釈迦様の基本的な教えが書いてあります。
残念ながら著者がわかりませんでした。色々な本を参考に書かれたようですが良いと思いました。
表紙に「あらゆる悩みが消える」とありますがどうでしょうか?(笑)。
この本に触れて少しでも視野が広くなって「自分の心と向き合う」ことができたらあらゆる問題の答えは、「あなたの中にあります」。
まとめ
自分の世界は広く持ちたいですね。世の中は広い。
実録! 坊さん修行24時暴露!!(長いかも?) 坊さんのどうでもいい雑学
今回はリクエストの多かった僕の坊さん修行時代の一日を紹介したいと思います。
ちょっとした暴露もしてみたいと思います!?
どんな一日か見てみましょう。
朝4時起床・トイレ・洗顔
夏・冬で多少前後がありますがだいたい4時ごろに起こす係の人がいて起こされます。
修業中は色々な役割があり役割によってはもっと早く起きます。
15分くらいで布団を畳んでトイレ・洗顔を終わらせます。そして衣に着替えて袈裟をつけます。
4:15〜
一時間半ほど朝の読経です。朝のおつとめですね。
本堂や韋駄天前・観音堂などで読経です。もちろんこれは練習を兼ねていてすごく長いお経を高速で読んだりします(笑)。朝から気合の入った先輩が監視していて寝ていると気合を入れられます。(暴力ではないです)
終わってしばらく坐禅。基本30分ぐらいでした。
6時前くらい
朝食です。おかゆをいただきます。無音で無言です。基本的に常に私語は禁止ですね。
食事前にはまたお経を読みます。
おかゆに昆布の佃煮、梅干し、たくあんって感じです。梅干し、たくあんは自家製ですね。自分たちで作ります。たくあんも音を立ててはいけないので奥歯で少し噛んで飲み込みます(笑)。
冬はかじかんだ手で箸が持てませんでした(笑)。
6時半くらい
着替えて境内の掃除です。
僕の修行していたお寺は有名な観光地だったので地元の人の散歩コースでした。
また写真を撮りに来ている方も多かったです。
近所の方々とご挨拶しながら竹箒を使っていました。
京都のお寺などでは毎日托鉢があります。昔はお米をいただきましたが最近は現金が多いです。野菜をいただくこともあります。
9時ごろ
改めて朝のお茶。ちょっと休憩です。ほうじ茶を飲みながら頂き物のお菓子をいただきます。先輩から一日の予定の説明や諸注意などがあります。
10時ごろ
引き続き境内の清掃、庭木の伐採、薪割りなどがあります。今だに薪でご飯やお風呂を炊きます。庭木を剪定したり枯れた木を切り倒したり。自分たちでチェーンソーで切ります。時期によってはたけのこ掘り、垣根、塀を作ったりしました。
11時過ぎ
お昼です。私たちの場合頂き物のうどん、そうめんがたくさんあるので毎日麺でした。
食事係の人が毎朝必ず出汁を取っていてそれを使います。昆布や椎茸の出汁です。
醤油で作った濃いめの麺つゆに海苔、ゴマ、余った天かすなどでいただきます。
麺なら手早くできますし食べるのも早いです。麺類だけは音を立てて食べられます(笑)。
食べ終わったらお昼休憩です。
お昼休憩
この時間一番やることは洗濯です。もちろん自分のものは自分でやります。
着物や下着、足袋など。近所からもらったお下がりの洗濯機がありました。
びっくりしたのは先輩の褌が干してありました。白いやつ。
または調べ物、読書。漢詩を作ったこともありました。
足袋は正式な行事など特別な時しか履きませんでした。が、溜まってしまいました。
天気の良い日しか洗濯できませんからね。
13時ごろ
午後の作務(作業)です。午前中の続きをしました。
池さらいをしたり。秋は紅葉の木が沢山あるので大変でした。
また、境内の建物の掃除、雑巾掛けをしました。国宝の建物を雑巾で拭きました(笑)。
いくらでもやることがあります。田舎のお寺は庭掃除、京都のお寺などではずっと坐禅です。庭掃除も重要な修行で庭掃除をしていて悟りを開いた有名なお坊さんもいます。
もちろんトイレ掃除などもやりました。
また苔の生えているところは手作業で雑草を取りました。
15時ごろ
おやつ休憩です。ひと休み。お寺は沢山お菓子をもらいます。
特に地方の有名なお寺だったのでよく信者さんやお坊さんが来ましてお土産を持って来ますので悪くならないうちにいただきます。
内緒ですがコーヒー派の人もいました(笑)。インスタントコーヒー・缶コーヒーを差し入れでいただくこともありました。
15時半ごろ
作務再開です。畑作業をした日もありました。小さな畑があってトマトやキュウリを作っていました。肥料、草取りから自分たちでやりました。
17時半ごろ
晩御飯です。
薪で炊いたご飯をいただきます。もちろん精進料理です(笑)。
畑だけでは足りないのですが近所の農家さんからいつも沢山の野菜の差し入れがありました。
ありがたかったです。また篤志家の方からの大量の炊き込みご飯のお布施もありました。
18時半ごろ
毎日ではありませんが入浴です。当番の人が薪で炊いたお風呂に入ります。
お風呂ももちろん会話禁止です。
以前、「トイレの神様」という歌がありましたがお風呂にも神様(仏様?)がいて拝(五体投地)をしてから入ります。出るときも拝をします。
石鹸とタオルしかなくバスタオル?なにそれ?って感じです。
お風呂の後は少し休憩です。
21時
消灯時間です。寝る前のお経を読んで就寝・・・なのですが「夜坐」というものがあり本堂の縁側など屋外で坐禅です。30〜40分ぐらいでした。もちろん先輩の監視付きです(笑)。
このあとまた調べ物などをして寝ます。一日中作業をしてクタクタ。精進料理ばかりなのであまり元気がありません。
翌日また4時起きなのでさっさと寝ます(笑)。柏布団というものがありそれに包まって寝ます。
まとめ
正直、よくこんなスケジュールやってたな、という感じです。
若いからやれたという感じです。
先輩も厳しかったので大変でした。しかし良い経験をしました。
学生時代もそうでしたが炊事、洗濯など基本的には自分のことは自分でやっていました。そういう意味でも修行ですね。お坊ちゃん育ちだったので鍛えられました。
色々なことを教わりました。
また、修行時代は先輩も後輩も「さん」付け。呼び捨てはありませんでした。
上下関係が厳しいので理不尽なこともありましたが今は感謝しています。
お坊さんへのリクルート 坊さんのどうでもいい雑学
就活って何?いつやるの?
何となく知ってはいますがお寺の長男として生まれた僕は就活はしませんでした。
今のほとんどのお寺は世襲制です。
僕の大学の同級生にはお寺の子では無い「一般の家庭」出身の子が何人かいました。
「一般の人」がお坊さんになるにはどうする必要があるのでしょうか?
簡単にですが書きたいと思います。
ご存知でしょうか?今、お坊さんの世界は基本的に後継者不足です。
「お坊さんはお金も稼げるし楽でしょ?」と思われるかもしれません。
ですが現実は・・・。
先日大学の同窓会があったのですが参加者の半分は副業を持っていました。
会社などに勤めたりして合間にお坊さんをしています。お坊さんだけで食べていけるのは恵まれているのです。
曹洞宗では約35%が「後継者がいない」そうです。
僕の記憶ではもっと少ない宗派もあります。意外と宗派によって様々だったりします。
色々と理由はありますが田舎の過疎地では檀家さんも少なく充分な収入が無いというところもあります。
若い時から決まったレールの上を歩き、自由な職業も選べない。周囲の目も厳しい。
それでいて収入が充分でないとなると後継は厳しいですね。もちろん収入の良い都会のお寺は人気です。
しかしどんな職業も色々と問題があります。今時でも「お坊さんになりたい」という人はいます。しかし、どうしたら良いのか?分からない世界かと思います。僕の友人の例を見てみましょう。
うちの宗派はかなり保守的なので参考程度にして下さい。
友人のAは中学生の時にお寺に入門しました。彼の出身地域は中部地方の某県。信仰深い土地でした。色々理由がありましたが「お坊さんに憧れていた」らしいです。
田舎でも大きいお寺の「小僧」として下積み生活を始めます。「小僧」を経験しなかった友人もいましたがやはり親戚のお寺の「弟子」になることから始めました。
やはり簡単には入門されられません。しばらくは様子見でお寺の雑用・庭掃除・または和尚さんの代わりにお経を読む等してなかなか苦労の多い経験だったようです。
もちろんお経や木魚、鐘のつき方などもこの時期に覚えます。程なく入門の儀式があったようです。
高校も基本的には学校が終わると帰宅して雑用。学費は和尚さんが出してくれたそうです。食事は近所のおばあさんが用意してくれましたが基本、質素なものだったようです。自由はありません。
大学になると和尚さんの元を離れて一人暮らし。彼は同い年の「兄弟子」がいたので二人でマンションを借りていました。ロフト付きの部屋に二人暮し。
学費・家賃・生活費も出してくれました。和尚さんも老齢で弟子が可愛かったようでAは度々、和尚さんに生活費の追加をねだっていました。まあ今まで質素に暮らしていましたし何か用事があれば地元に呼び戻されますからね。不自由だったとは思います。
4年間の学生生活が終わると修行です。もちろん和尚さんの負担になるので留年はできません。修行は最低1年。3年くらい行くことが多いですね。
某宗派では最低半年から1年。僕はいとこにもお寺の子がいますが毎年30日から60日程度の集中した修行を何年かかけてしたそうです。修行の無い宗派もあります。
その代わり数日間の「研修」を何年か受けるようです。
この頃から知り合いのツテを頼って自分が修行後に入るお寺を探します。もちろん地元の和尚さんも探してくれますが細かい条件などもありますからね・・・。
ちなみにAの地元の和尚さんのお寺に後継するには15年くらいの修行が必要で今でも代々独身です。もちろん後継になれる保証もありません。
こうして後継のいないお寺やお寺の「お婿」になる場合や「尼さん」のお寺で尼さんが独身で結婚のつもりの無いお寺に入ります。
が、そこは人間同士。うまが合わないとか色々あり最初に入るお寺で決まるとも限りません。3人のうち2人は違うお寺に移動しました。先代との人間関係や檀家さんの反発もあるようです。急に知らない人が来るわけですからね。お互いにストレスでしょうね。
まとめ
今は本当にお坊さん業界は人手不足です。うちの仲の良いお寺さんも娘さんが尼さんになりましたがなかなか苦労が多いようです。
お寺の人手不足は割と以前から問題になっており最近は女性にも門戸を開いています。
真宗大谷派(東本願寺)などではかなり昔から尼僧も男性と同列の扱いをしていたようです。最近も京都の某宗派のトップに女性がつきましたがちょっと記事が見つかりませんでした。京都では「尼さん体験」のお寺もあるようで以前にテレビで観ました。
また大きいお寺の「その他大勢」 のお坊さんになる道もあります。いわゆる「リーマン坊さん」。本山や成田山新勝寺や浅草寺などのお寺の職員として働く人もいます。
個人的には「一般の家庭」からお坊さんになる方は「真面目な」方が多いと思います。
立派なお坊さんになられた方も沢山おられます。
あなたもいかがですか?(笑)
恵比寿 Westin Tokyo EXECTIVE Club Loungeに行ってきました
一時期ウェスティン東京には毎月泊まってましたが・・・。
一年ぶりの再訪です。
17階でチェックインです。GWだったので混んでましたね。
もちろん軽食もあります
フルーツが多いですね。苺が小さかったのは残念。
すみませんなにスープか忘れました。たしかコンソメです。
ここから朝ごはん
だいぶ写真を撮る羞恥心が無くなってきましたw
ここのソーセージ大好きですw
まとめ
GWだったので残念ながら混んでましたね。
あとカクテルタイムには行けませんでした。
他にコーヒーがありました。
朝食にはもちろんご飯とおかゆがありました!
まあ静かに過ごすにはお薦めです。